Sunday, 8 December 2019

ihp training course

お隣の研究所のhymさんからの依頼で、外国人研究者向けのトレーニングコースの一課題「氷河質量収支のモデリング」を受け持ちました。

レクチャーはkakkaさんにお願いし、cozyとyota as TAで実習を担当。

WGMSのデータベースから、質量収支の観測データがあり、かつ、近隣にCRUのデータがある氷河を17個くらい選び、そこからランダムに氷河を選んでもらいました。

で、事前にCRU観測サイトとWGMS観測氷河を含むグリッドからERA-Interimデータを抽出しておきました。

氷河質量収支の計算には日データが必要なんですが、この抽出が結構時間がかかる。
※一サイト2.5時間くらいかかった

トレーニング前日に間に合わなさそうなことがわかったので、CRUサイトは急遽月平均データを抽出するプログラムを書いて対応。

なんせ、その前の週までヒマラヤ調査だったもので、チョー泥縄


で、やったこと




1. まず、CRUとERA-Interimの気温データで散布図を作り、近似式をゲット
T_cru=a*T_era+b

2. この気温の近似式が氷河上のERA気温の補正式であると仮定して、モデルで質量収支を計算

3. モデルの質量収支とWGMSの質量収支データを比較して、「最も合う」ように降水にかかるパラメータppを調整

という段取りです。何を持って「良く合っているか」を判断するかというと、B_sim - B_obsの平均とRMSEをppに対して描き、RMSEが底を打つ時のppを採用する、といった感じ


初日は逐一説明しながらやって、一日おいた「おさらい」では、各自別の氷河を選び、自分で最初から最後までやる、ということに


んで、見ていての感想

・レクチャーも受けず、トレーニングの終盤に登場したのが一名
興味ないなら参加しなくてもいいのに

・まず、エクセルの使い方をもう少し習熟してから参加してね、というのが約2名
一名はウチの研究室なのでマズい、、、

・初日に要領が良くて「おぉ〜さすがやなぁ〜」と思ったものの、おさらいではとんちんかんなことをしていたウチのプジー
完全にほったらかしはマズいことがわかってよかった

・別にテストじゃないんだから「これでいい?」といちいち尋ねてくるのが一名

という感じ。あと、大気、氷河、海洋、客観解析データと内容がてんこ盛りすぎてたぶんほとんどの実習生が身についてないんじゃないかなぁ〜

もっと内容を限定すべきと思います。

cozy的にはプジーが質量収支モデルを把握してくれればOKなので、他の実習生がついてこれなくてもOKなんですが。

さぁ、来週から二週間でプジーの一本目の論文を仕上げていかなければ、、、ここからが本チャン

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