Thursday 30 November 2017

a new proxy

これは画期的なアプローチ!

Greater post-Neolithic wealth disparities in Eurasia than in North America and Mesoamerica in nature



この点データにこのフィッティングカーブを描くセンスが素晴らしい!
イヤミでなくて、こういうセンスがないといかんのだなぁ~と





Wednesday 29 November 2017

areopagitica

ご無沙汰です。ネパール調査を無事に終えて復帰しています。

で、不在中のアラートとか見ていて、えぇ~~っ!?

となったのがこちら。

Cambridge University Press backs down over China censorship

Springer Nature blocks access to at least 1,000 articles in China

あんまりニュースになっていないみたいですが、これって深刻な事態では無いの?

な~んだ、アメリカの大統領には「科学に基づいた判断を!」とかご意見してるくせに、金の力には簡単に屈しちゃうんだ~

とcozyは思った。

Saturday 11 November 2017

氷河合宿その4c:ERA5月平均データ連続ダウンロード

今回は複数年の自動ダウンロードをやります。

研究室サイトにスクリプトを置いたので、右クリックから「名前を付けて保存」で入手し、テキストエディタで開いてください。

最初の二行はおまじないだと思ってください。二行目のコマンドはお試しダウンロードの際は最後の方にありましたが、毎回同じコマンドを繰り返すのは無意味なので、先頭に持ってきています。

三行目の

for iyr in range(2010,2021,1):

は、Pythonの「繰り返し」コマンドで、iyrというパラメータに、2010から2020まで、1ずつ増やして、という意味です。ん?2021までじゃないの?って思いますよね、Pythonはn個の行列があった場合、0から始まってn-1で終わる、というルールになってます。なので、2021と書いてある場合、2020まで、ということになります。

で、さらに重要なのが、このfor文で繰り返すコマンドは、以降の段落(インデント)が一つ下がっているコマンド全てになります。試しに、テキストエディタ上でfor文最後の:の後ろでリターンキーを押してみると、自動的にインデントが一つ下がったところにカーソルがあることがわかります。

yr=str(iyr)

print(yr)

 iyrは整数なので、次のstr(iyr)でテキストとして割り当て、画面上にその年を表示させています。(いつのデータを待機中なのかがわかるように)

以降しばらくはお試しダウンロードで作ったスクリプトと同じはずです。(ただし、年の指定が置き換わっているのと、インデントが下がってる)

ちゃんと動くスクリプトが用意できたら(今回のはまさにそうなのですが)、最後の"area"と保存ファイル名を変更するだけで、他の領域のダウンロードが可能になります。(欲しいパラメータが違ってくるなら作り直す必要ありですが)

ちなみに領域指定は

"area": [80, -80, 70, -60]

"area": [北, 西, 南, 東] ですからね。

最後のtargetで、保存ファイル名を指定していますが、

target = 'nc/arctic' + yr + 'mon.nc'

「nc/」が保存先のフォルダで、その中にarcticYYYYmon.ncというファイル(YYYYが年)が保存されるようにしています。

あとは、作業フォルダの中にncフォルダを作成した上で、ipythonを起動し、

run get_srf5mon.py

を実行すればダウンロードできるはずです。お試しあれ。

なお、全球をダウンロードすると、一年あたり約250MBになります(10年で2.5GB、40年で10GB)。許容範囲の大きさですが、先の記事に書いた通り、範囲指定と全球では、西経の扱いが違うので、以降の演習で提供する抽出スクリプトが使えないのと、ダウンロードの待機に時間がかかるので、推奨しません。

なお、Sublime Textでは、インデントを変更したい行を選択し、「Edit(編集)」→「Line(行の操作)」→「Reindent(インデント最適化)」で一括でインデントを下げることができるので便利。