Friday, 22 May 2020

kickoff meeting at wsl

スイスとの二国間交流事業に採択された、ヒマラヤ高標高での降水メカニズムに関するプロジェクトのキックオフ会合

本会議前のウォーミングアップも順調に終了しいよいよ本会合

2/24

Pascalから詳細な乗り継ぎ案内が送られてきていたので、まったく迷わずにバスでWSLへ向かう。


WSLは日本で言えば森林総研みたいなとこ?





朝一でメンバー紹介とか、プロジェクトの概要を説明するプレゼンをおこなう。
覚え書きとしてスイス側チームのページ

が、この日、偶然にもHarmish Pritchardのプレゼンがあるというので、中断してみんなで参加。


左がharmish、右は若くしてETHの教授となったdaniel
cozyはゲスイので、matthiasとの関係がどうなっているのか興味津々なのである

このharmish、2017年に突然HMAネタで単著でNatureに登場し、業界関係者がざわついたものの、ちょっと恥ずかしいことに「単位間違えで取り下げ」という憂き目にあい、ところがどっこい計算し直して2019年に再度Natureに載る、というスーパーミラクルな経緯をたどった論文の著者。
Harmishの所属先のBASのOBが、Nature編集部に地球科学担当でいるとかいないとか、、

プレゼンは昨秋におこなったヘリコプターにアイスレーダをつり下げてクンブの氷河の氷厚を測りまくった観測の報告と、水圧センサーを冬季に湖に仕掛けて降雪量を測る、という新しい手法をやり始めたよ、という内容。

いずれもスゲー充実の内容。BAS(British Antarctic Survey)所属なんだから、頼むから南極にこもっててくんねぇ〜かなぁ〜。WSLには客員教員として時々滞在してるとのこと。

ちなみにセミナーのホストのdaniel、「あれ?ETHだったんじゃないの?異動したの?」と聞いたら「今、5:5でWSLにも来てて、半年くらいしたらどっちにするか決める」んだそうな。どっちも選べるなんてスゲー。
WSLは授業負担が無いので魅力的なんだそうな by francesca

ランチのあとは、再びプロジェクト会合

francescaの提案で、プロジェクト名を「HOPE」とすることに

cozyの昨年秋のネパールでの観測
maさんらの領域気候モデル
WSLの他のグループが開発した地表面モデル
役割分担:特にプロジェクト研究員のorieさんとPascalが当面何をやるかについて
データを取得する前に、プロジェクトの成果として論文化できそうなネタと解析方針と役割分担

なんかを翌日の午後も含めて話し合う。極めて実り多く、モチベーションが上がる二日間でした。




会合初日の晩はfrancescaの招待でディナー

おしゃれなレストランで遅くまで豪華なディナーをごちそうさまでした。二次会のバーを探して若手メンバーと夜の街をさまよう。二件とも閉まっていて結局ビールで〆


二日目の晩は日本メンバー三人で、francescaお勧めのイタリア料理店へ。予約無しでいったら結構な人気店で、あきらめかけたけど、相席をアレンジしてくれました。

一人一品+サラミとチーズ+白ワインボトル1.5本

前日francescaが全部払ってたのに気を大きくして「ここは日本側リーダーとして任せろ」とカードをピッと出したら、ちょっと動悸がするくらいの額だった。

が、翌日別れ際の朝ご飯を一緒にとったfrancescaは「あぁ、あのお店入れた?味も良くて値段も安いいいお店だったでしょ?」って。恐るべしスイスの物価。

初日のパーティーでいったいいくら払ったんでしょうか?
日本にきたらごちそうしてあげなきゃ

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