Tuesday 23 July 2019

IUGG memo day 4

3時起床。ツタッキー論文をみて戻す。まぁ大丈夫だろう。
自分の発表の声出し練習始めるが、かなりグダグダ。我ながらしょぼい。やばい。明日の午前中は特訓やね。

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C12 – OBSERVATIONS AND MODELING OF IMPACTS TO SNOW AND GLACIERS DUE TO DEPOSITION OF LIGHT-ABSORBING PARTICLES

Fire and Ice: the Impact of Forest Fires on Glacier Ablation
C. Aubry-Wake, Canada
smooky dayをタイムラプスから抽出し、日射が少なくなる効果と、アルベドが低下する効果それぞれを熱収支モデルで入れ替えて評価している。一点だけの解析だけど面白い。



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C01 – GLACIER MONITORING FROM IN-SITU AND REMOTELY SENSED OBSERVATIONS, INCLUDING ASPECTS OF THE HISTORY OF CRYOSPHERIC SCIENCES

なんと3コマもある。

Monitoring freshwater calving glaciers of the Southern Patagonia icefield by remote sensing and field instrumentation
A. Rivera, Chile
氷河の縮小トレンドはめっちゃばらばら。パタゴニアの南氷原の西側では、100年の樹齢を持つ樹が最近前進してきた氷河で倒れたとか!衛星DEMとGLACEの解析では、体積は減りつつある。ERA5の解析では、氷原の東側で温暖化傾向がみえるが、表現上と東側ではトレンド無し。南で湿潤化、北で乾燥化。カービングによる後退をタイムラプスカメラで3年分蓄積!

Glacial Lakes Drive Increasing Mass Loss of Himalayan Glaciers
O. King, Switzerland
Nie+2017RSE/Brun+2019JGR/Basnett+2013JG,をレビューした後、Hexagon1970s〜SRTM2000〜8mDEMとを比較。8地域でまとめた。normalizeした高度で見ると氷河湖無しは低下速度が二倍になってる(Joshuと同じ結果)けど、氷河湖有りはもっと劇的に低下速度が増加している。氷河湖の有り無しに分類して全体のマスロスに対する寄与を見積もっている。Joshuの見積もりはアンダーエスティメイトだ、とかいってるのでまぁ論文にはするんだろうけど、画期的なおもしろさはないなぁ

次の発表がきておらず急遽ポスターの紹介タイム(1件)と追加の質問タイム。

Glacier Changes in Iceland in the 20th and 21st Centuries
G. Aðalgeirsdóttir, Iceland
氷帽によって変動の傾向がばらばら。解釈難しいね。2010の噴火の影響は全土に及んでる。

Glacier Mass Loss in Mt. Xixiabangma Region During 1974-2012 As Revealed By Multi-source DEMs
X. Qiang, China
Hexagonの解析を手伝ったお話。全体に傾いていたけど、直せたか?最近のDEMはTanDEM-Xのプロダクトを使っている。USA/Europeの連中のカバー範囲を考えると厳しいなぁ。中国独自の1974年の地図が利用できるってところがちょっと違いが出せるところかな。気温と降水の時系列を出して比べてるだけなので、例えば質量収支モデルで計算した結果と組み合わせる、とかすれば多少目新しくなるかな。。。コンビーナーのBrian Menounosが「中国の地図の元の写真にはアクセスできるの?」と質問、Xinxinは誤差の話と誤解してたが、昼飯を一緒に取っていたときに「たぶん中国人研究者も無理。インドも同じ問題があるのよね。」と言っておいた。

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昼飯、Joeに声をかけてもらいBrainやFanny、Danielと一緒に。久々にまともな食事。Danielとはほぼ初対面なのに、なぜかスイスで無期ポストをゲットするのが如何に大変かを語られる。しらんがな。。

会場に戻る直前にスマホが見当たらなくて焦りまくる。

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Part 2

スマホが見当たらなくて昼飯食べたレストランまで往復したので4プレゼン聞けず。Androidスマホを探す機能でみたらなんと会場内にある模様。。。

34 Years of Glacier and Accumulation Area Change for the Randolph Glacier Inventory Region 2 using Google Earth Engine
A. Bevington, Canada
GGEで雪面=Accumulation Areaを抽出して時間変化を調べた。スクリプトの勝利、って感じだけど、すごい発見があったかというと正直微妙。

スマホみつかった〜Androidファインドでならしたりしてたら誰かが見つけてインフォメーションに届けてくれた模様。よかった〜

ラップトップPC片手に会場をうろうろしてたら、普段それほど親しくない知人からも「どうしたん?」と声をかけられ、画面上のスマホ位置を見せたら大ウケされた。喜んでいただいた様で何よりです。

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Poster

Studying ice dynamics of the Morteratsch glacier complex (Switzerland) with UAV acquired photography and structure from motion (SfM) algorithms
L. Van Tricht
UAV-SfMのオルソ+DEMから流動をマニュアルと自動で算出、ついでにSentinel画像からも流動を出して、ステークのGPS流動と比較。DEM差分で詳細な変動量を出す。これモンゴルのデータでやろう。

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In-situ observation and remote sensing part 3

Global glacier mass changes and their contributions to sea-level rise from 1961 to 2016
N. Eckert, France
MZ19NaturePaperの紹介。GodeticMBを増やしたのが一番の仕事。GeodeticにDirectのVarianceを乗っけるやりかたで復元。あとで雑談したら、京都のIGSに来ていたんだそうな。

The impact of the International Glacier Commission on the development of glaciology and glacier monitoring in Sweden
P. Holmlund, Sweden
Glacier maps for arbitrary years built on-demand from the GLIMS Glacier Database
B. Raup, USA
気絶してもうた。

The future of the Randolph Glacier Inventory (RGI)
B. Raup, USA / F. Maussion
GAMDAM2がimproved productの筆頭にあげられてた。

The History of Snow Measurements
C. Fierz, Switzerland
1888年から始まったスイスでの積雪観測の歴史。

A History of Ice and Climate: The Becoming of a New Scientific Discipline
D. Achermann, Germany
DansgaardとOschgerを中心とした、Camp Centuryに始まるアイスコア研究の歴史。まぁ知ってることばかりだけど、改めて聞くとスゲーよな。

夕食は日本人の知人らと。今日は昼食夕食ともまとも&高い。

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