とりあえず要点
続く
・AGUは如何に事前に検索して自分の聞きたい発表のスケジュールを決めておくかが大事
(調べておいてもミスったのが数件あった)
・High Mountain Asiaは、もうHMAで通じる
・最近のデータ、プロダクトのオープンの早さはすごい!(解析がある程度済んだら、速攻で公開。論文出版前から「すぐ公開するからね!」って叫んでる人も。まあうちのGAMDAM2も論文submit段階で実質公開状態だが)
・HMAについて今回の発表で良く引用されていたのは、氷河変動はFunny Brunのが使用され、将来予測はPhillip Kraanjenbrikのもの。でもおそらく来年は別の成果に塗り替えられている予感。
・氷河を氷河らしく解析するようになった。まだまだ誤差めちゃくちゃ大きいだろうけど(ゴメン何言っているかわからないよね。まあ以下の報告を)
これに関しては誤解だったようで、まあもう一歩進めば、なるかな続く
<1日目 10日>
■RGI meeting
参加者:Regine, Bruce, Daniel F, Valentina, Owen King(今回多分初参加)、
リモート参加: Michel Zemp, Maussion F, Raster, Frank P, Kristian K,
Graham
Cogleyが亡くなってしまったので、彼のやっていた、RGIにまとめる作業を誰ができるかという話し合い。Regineは彼が何をやっていたかは全く知らずとのこと。これを機会にmore traceable RGIを目指す。とのこと。
インベントリが複数ある場合、どちらが良いかは、いまだ判断は難しい。
Ver.7に向けて、Asia(GAMDAM),
Andes OKとなった
■GLIMS meeting
・Thorsten Seehausが南米のインベントリを改善したと報告。(南米ペルーは特に季節積雪が混じっていたのでありがたい)
・RastnerがGlacier Basin polygon作成の提案。でもどういうスケールで、という点でいろいろあり却下されていた。
・GAMDAM2もクリスマスプレゼントとしてGLIMS(Bruce)に送る予定
■Debris-covered Glacier WG
ラスト20分のみの参観なのでほとんどわからなかった。
モデルの比較の目的として、どのモデルがいいかという判断をするのか、それともひかくだけにするのかで議論になってた。
デブリの中のmoistureも重要という意見も。
参加者: David Rounce, Francesca, Walter, Funny Brun, Pascal Buri, David
Rounce, Evan miles, Rijan
リモート参加:
Linsey, Ben Brock, ShanKahr
<2日目 11日>
Andy
Kaab (oral)
Cubsat
(http://www.cubesat.org/)氷が浮かんでいる川の表面流速をfeature trackingでだし、流量を出そうというもの。feature
trackingは簡単でkindergardenだと言っていた。氷が浮かんでいない温帯の氷河で、懸濁物などでやるのは、形も変わってしまうためFeature trackでは難しいそうだ。
Evan
Miles(poster)
チャングリの池の突発流出(小GLOF)で、クンブの表面の変化をいろいろ追っている。https://www.planet.com/も使用。解像度3m、dailyで写しまくってる。商用でなくサイエンスだったらフリー。プレアデスのDEMの差でみると、小GLOFの後に明らかに氷壁と関係ない表面低下があったということ。氷壁の後退だと短期間であれば線のように出るから。Walterのリルンの表面低下はあまり顕著ではなかったが。今回のは表面低下が10m程度ありすごくきれいに見える。あ~ようやく私の仮説が証明できたな、と感じた。
Brian
Schuber (poster)
Holoceneのころの木の化石?を使って同位体分析し、降水や気温の季節変化を出している人がいた。降水の季節変化はもう出版済み。過去、将来の季節変化は興味があるので面白かった。
https://www.researchgate.net/profile/Brian_Schuber
Richard
Alley(oral)
これまでのcryosphereのパラダイムシフトとしてWeertman、 J Glenの式を出してきた、ほかにtillのKambの話も出してきて、tillの層が変形して氷河が流れているという、自分が卒論で使ったとても懐かしい図を出してきた。
Owen
King (oral)
Glab
Top で氷厚もとめ、湖のoverdeepning locationを求める。
Lake
terminating 表面変化 -0.32 m
Land
terminating表面変化 -0.23 m
将来74個の氷河湖ができると予測。
Lake
extent is ultimately controlled by thickening.
Phillip
Kraanjenbrik (oral)
5年間のUAVの調査結果2013-2018。ほとんどeBee。
リルンの末端が後退しているのがDEMできれいに分かる。ランタン氷河末端で丸く表面上昇しているところがある 原因不明。
重ねてみたSfMタイムラプスの画像はいつまでもみていたかった。氷壁の変化が激しいのがきれいに見えていた。あとで聞いたところ、少し解析したらopenにするよ、とのこと。ここら辺のデータ公開の考え方、近頃は特にオープンで早い。
Pierre
Maire Lefevvre (oral)
カービングの様子を、首が回転するようにして広範囲をカメラでとり、それを解析。バックグランドの流速を引いてみると点がスーと動いている様子がわかり、これがカービング。亀裂のLateral propagationがきれいに見える。これは面白かった。
Daniel
Farinotti (oral)
Global
Glacier Evolution Model (GloGEM)ヨーロッパの過去(daily grided:E-OBS
v.17.0)と将来(EURO-CORDEX)のRCMを使用して氷河の将来予測。このとき、1990年を平衡状態とすると、現在のmass balanceに合うと、(後で聞いたら)言っていた。
<4日目 13日>
Matthew
G Cooper (oral)
風化氷とクオコナイトで水が滞水する話をTCに書いている
https://www.the-cryosphere.net/12/955/2018/
周辺の人もグリーンランドの表面の水路とかやっていて面白い
Daniel
Farinotti (oral)
氷河からの流出の将来予測が、ダムのエネルギーにどのように影響を及ぼすかの計算。ダムの個数とエネルギーを丁寧に計算。査読者にもっと解析をと突っ込まれたと苦労話も。
Funny
Brun (oral)
これまでの集大成。ASTER-DEMで表面低下をHMAで出した話やチャングリの氷壁消耗量推定の話。最後のminimum elevationとデブリカバーratioの図、傾向は出ていたが、散らばっているので何とかならんかと思う。最後に氷厚測定の必要性を説いていたのに共感
Akiko
Sakai (oral)
自分の発表。全球氷河の気温感度のはなし。Asiaがターゲットの時は、ある研究者からカラコラムは、降水量増という事実があるのに、、、とか延々しゃべって来たので、今回も少し警戒していたが、David Rounceから、SensitivityのVariationは何が決めるか?とか、Walterから、これを使って将来予測はしているか?とか論文は出したか?とかの質問があったぐらい。
Pleun
NJ Bonekamp (oral)
Walter, Emily collierと共著。
カラコラムアノマリーがイントロ。ネパールのランタンと、カラコラムのShimshalでWRF。融解期のマスバランスを計算。要素ごとに差を丁寧に見てた。長波の差は見たことがなかったな。ランタンの方が多い。降水の高度分布の違いがきれいに見えてた。
Valentina
Radic (oral)
カナダの観測している氷河の熱収支観測とPDDに関するはなし。こちらもWRF使用。
WRFの解像度0.83 km と2.5kmでやったが、2.5kmで十分。ERA-Interimは放射は良いけど、気温、降水はまだまだそのまま使うのは無理という話。
Remco
de Kok (oral)
カラコラムアノマリーがイントロ。中国の灌漑による水蒸気が、氷河を涵養している話。すでに前に聞いていたので、すごっって感じはなかったが、なかなか面白い。
https://agupubs.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/2017GL076158
とりいそぎここまで、2へ続くつもりです
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