Saturday, 2 June 2018

a new method for debris thickness estimation

EOS最新号でdavidの論文が取り上げられていました。

A Novel Way to Map Debris Thickness on Himalayan Glaciers


ゴーキョからのゴジュンバかな?

元論文はこちら

Quantifying Debris Thickness of Debris‐Covered Glaciers in the Everest Region of Nepal Through Inversion of a Subdebris Melt Model JGR Earth Surface







衛星データから得られる氷河の表面低下量と、流動と深さ分布から得られる浮上速度の差分から「融解量分布」を求め、それを再現する「デブリ厚」を推定した話。

アプローチとしてはアリかな、なのですが、EOSで取り上げるほど画期的か?というのが正直なところ。

特に、深さ分布を推定するために用いている推定方法が「質量収支のプロファイル」を仮定せねばならず、そのプロファイルにはデブリの効果が考慮されていない、という問題がある。

論文中では誤差評価とかをしているようですが、循環論法に陥っているような気がします。

でも、このデータをもらって、ウチらの熱抵抗値法と比較するのはやったらよいかな、と考えてます。
※AGUでdavidに打診済み

そのためにも、デブリのない部分の論文二本を早く仕上げないとね!

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