Friday 31 March 2017

meeting for south

南極ドームふじ関係の研究会に参加してきました。

毎年年度末に開催される恒例行事となっておりましたが、これまでは第一報が出版できなくてくら~い雰囲気が漂っておりました。

が、今年はようやくワインの栓が抜けた!ということで、若干明るい雰囲気に
※ワインボトルから出てくるのは良質なたくさんの論文か?それともくさ▼たデータか?
こんな余計なこと書くから嫌われるんだよなぁ~




以下、覚え書き代わりのメモ




琉球総司令部

これまでにないハイレゾの同位体データを使った、南極と水蒸気起源の南大洋の気温復元と、その気温が地球軌道要素とどうリンクしているか、という研究。いよいよ査読リングへ、、ふぁいっ!


札幌前線

昇華法でこれからどんなことが言えるか、という展望のお話。相変わらず丁寧な分析だなぁ~。冬に内陸旅行がしたい!とイカレタ酔狂なことを言っておりますが、、、


弘前放射線部隊

震災の影響で遅れに遅れた分析でしたが、キッチリとまとめ上げたのはさすが。欧米に引けを取らない精密な測定と、年輪とのコラボが楽しみ。


立川瓦斯部隊
なんかやばそう

丁寧にコア処理をしてのガス分析。非常にばたついていたデータが、とても美しい周期性を見せるようになるのはすばらしい。
なんかこれだけ書くとデータいじってる見たいに読めるな
周囲が「じゃぁここもやってみたら?あれもやると面白いよね」と好き勝手なコメントをしてましたが、一日中低温室にこもって4サンプルしか測れないとか!まとめられる現存データをさっさと論文にしていくことをお勧めしておいた。


立川レーダー部隊
隣に飛行場もあってヘリが訓練しまくりだし、本格的だ

レーダーで氷床内部のミクロな構造を測り、そこからドームの頂上がかつては違うところにあった、と推定する、ミラーマンの真骨頂ともいえるお話。この分野は不案内ですが、これってスゲーインパクトある内容なのでは?論文が楽しみです。


柏の葉計算部隊

4万年周期の再現がうまくいった、という話。CO2濃度が低下していくことによって10万年周期に変遷していった、という話は概念モデルでは言われていましたが、GCM込みの計算でできたのは初めて?
特に、ミランコビッチサイクルのパターンとの組み合わせも重要だったかも、という示唆が面白かった。


相変わらずアカンなぁ~、な発表も散見されましたが、それなりに尖った研究が進展しているようで楽しく聞かさせていただきました。


夜の部は大学関係者が3人以上集まると始まるいつもの「予算と定員削減」の話

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