Tuesday 30 May 2017

hysplit lecture 03 analysis

いよいよ解析ですが、HySPLITのオフライン解析で大変なのは、月ごとに計算をする必要があること。
一年まとめて、とかできるようにしてくれればいいのに

今回は効率的に解析を進めていく小技についてご紹介。

ポイント:解析は最近の年から過去へ、12月から1月へ遡りながら







HySPLITの解析

Notepad++で、07-12の内容をdefault_trajファイルにコピペ&保存する。

HySPLITのメニューから、Trajectory -> Special Runs -> Dailyと進むと


このパネルがあらわれる

default_trajの最初の行が反映されている。

※西向くサムライ(2,4,6,9,11)の月はEnd Dayを適宜変更する。閏年の2月はちゃんと29日にしないと後々のまとめ解析の時にトラブる。

Execute Scriptを押すと解析開始。

1970seのフォルダを開くと、ファイルがドンドン生成されていく

※フォルダが無かったりするとエラーで止まる。

Notepad++で月の部分を変更しておいて、HySPLITで前の月の解析が終了してから保存、再度HySPLITの解析へ進むと、上のパネルの月の部分が変更されているのでいちいち変更する手間が省ける。

12月からスタートし、7月の解析を始めたら、バッファーファイルの01-06の内容をコピペしておく。
※保存はしてはいけない

そしたら、01-06/07-12どちらかのファイルのどこでもいいので、1970を選択して、メニューボタンの検索ボタン(双眼鏡マーク)の隣の、bBとなっている痴漢置換ボタンを押す。


一行目の検索文字列が、テキスト上で選択しておいた文字になっている。
二行目の痴漢置換文字列を次に解析する年に変更。
しつけ~よ

※サンプルでは1970→1971となっているが、遡る方が何かとお勧め。

右の「すべて置換」ボタンでファイル全部入れ替わる。

※「全ての文書で置換」とすると、現在解析中(まだこれから6月~1月を解析しなきゃいけない)のdefault_trajファイルまで置換されてしまうので押さないこと。

07-12/01-06をそれぞれ置換し、01-06については前年の12月の気象ファイルの年をちゃんと置換後の年の前年に変更する。

それぞれのファイルの一行目の、YYの年を変更して、両方のファイルをそれぞれ保存する。保存しなくてもいいけど。

HySPLITの解析中にテキストの方を変更しておくと、効率的に解析が進められる。

次の年のフォルダを作っておくのを忘れないように。

一年分の解析が終了すると、

通常年では365日×4ファイル=1460ファイル
閏年では+4ファイルで1464ファイル

が生成されるはず。

ちなみに、12月から遡っていくと、5月の解析終了時に980ファイル、4月の終了時に1100ファイルできる。キリがいいので確認しやすい。

30日の月を31日で解析して(エラーは出たりでなかったりする)、解析し残しがあったりすると、後のまとめ解析の時にエラーが出る。エラーが出てからどこの月のファイルが足りないか、、、を探したり、ある特定の月をHySPLITで解析し直すのは結構面倒なので、月ごとの解析終了日の指定や、年ごとのファイル数の確認は気をつけた方がよい。

あとはひたすら解析する。がんばれ。

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