Friday, 13 June 2025

EGU2025 Day2

Geophysical and in situ methods in the Cryosphere

Groos: UAV-based monitoring of the mountain cryosphere: Recent advances and future prospects  
早くTrakardingのサーマルイメージの解析しなきゃ

Hawkins: Radar and seismic investigations of an active glacier hydrological system in West Greenland 
ウチのポスドクKK君が東南極でやっている氷底湖の観測とそっくり。(パワポ入手した)


Polar Meteorology and Climate and their Links to the Rapidly Changing Cryosphere

Noel: Atmospheric response to Antarctic coastal polynyas  
ポリニア上空の大気レスポンスをWRFで解析。温められて対流が生じている。おもろいけど検証は?

Suitters: Quantifying the risk of unprecedented Antarctic heatwaves  
2022/3のドームCの昇温イベント(>30K)。MPI-Frequencyってなに?PDFでアノマリーのレア度を表現しているのが使えそう。

Stefanini: Extreme increases in snow grain size on the Antarctic Plateau from Satellite Observations and Ice Sheet-Atmosphere Interactions
DomeFで2019/20の夏にマイクロ波で観測された、雪粒子の増加について。Grain size indexを1-(TB150GHz/TB89GHz)で表現。2000年からデータがドリフトしているようにも見える。降雪イベント後におだやかな天気が続いたため?似たような気象条件はいくらでもあると思うけど。。

Boehm: The Key Role of the Southern Annular Mode During the Seasonal Sea Ice Maximum in Recent Antarctic Sea Ice Loss  
海氷とSAMの関係。SIC(%)/σSAMという規格化した指標がおもしろい。

Jonathan
グリーンランド北東のIce capを対象に、ドローンで上空の気温を測り、CARRA reanalysisを補正して、temperature gradient (lapse rateのことか?)を求め、MARのSMBと比較(なぜモデルの出力?自分で計算しないの?)。クラスター解析をしてsynoptic patternとの関係をみている。この辺、現在HESSに投稿中のKK君のやり方と近い

Plach: Exploring atmospheric transport into the Arctic 1940 to 2023 - A Lagrangian Perspective  
ラグランジュ再解析(LARA)で北極海に空気塊がどの程度留まるかを解析。セクターをシベリア、NA、GL、EUの四つにわけている。HySPLITを超えたいとの野望が見える。セッション後に声を掛けて、「HySPLITで似たようなことをやったけど、ラグランジアンで追っかけているのがいいね」と伝えたら、「それなっ!」と自慢げであった。


CR1.2 | Observing and modelling glaciers at regional to global scales

Fontrodona-Bach: DebDab: A database of physical properties of supraglacial debris  
昨冬のデブリWSでも聞いていたが、フランチェスカチームのお仕事。デブリパラメータのデータベース、査読は「単に人の研究を集めてきただけじゃん?」と指摘されて苦労しているらしい。今後出てくるであろうデータを、どう取りまとめるかが課題。ウチも協力しないとね。それにしても、デブリモデル相互比較はいつになったらでるのやら。。

Zemp: The second Glacier Mass Balance Intercomparison Exercise 2025–26 – a Call for Data & Participation  
GlanBIE in Natureが出たばかりでウッキウキのMichael。GlanBIE2にむけての話。トランバウの結果まとめないと。

Marin: Contributions of avalanches to glacier mass balance at the global scale  
軽快に全球の氷河を計算できるOGGMに雪崩の影響を組み込んだ、というお話し。現在公開査読中。デブリ、カービングのスキームが注目されているけどこれも大事だな。雪崩スキームは他所からの借用で、それ自体は傾斜で場合分けしてるだけなので、実際にどの頻度で、どのくらいの規模の雪崩が発生していて、どれだけの雪が再配分されているか、については、特に氷河に関してはほとんどわかっていないので、これをターゲットにした研究はやる価値がありそう。


Julia and Johannes Weertman Medal Lecture by Shin Sugiyama and Arne Richter Award for Outstanding ECS Lecture by Brice Noël

すごすぎて嫉妬心すらわかない。あっぱれ。

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