Tuesday, 29 October 2024

氷河合宿その3b:ECMWF提供のコードをPCに登録:Windows編

ECMWFサイトでの下準備はOSに依存しないので、Ubuntu編の前編を参照してください。

Windowsの人は、「WindowsにAnaconda(もしくは別途Python)をインストールしてある」状態であることを前提にします。WSL/Ubuntuを使用している場合については、後述します。

sublime textで新規ファイル開き、そこに先ほどのECMWFのcdsapiに関するページに表示されていた二行の情報

url: https://cds.climate.copernicus.eu/api
key: XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX

をコピペして【ここが肝心】「C:\Users\username」のフォルダに「.cdsapirc」として保存します。
※username(ユーザー名)はあなたのPC固有情報だからね。
※未確認だけど、ユーザー名は日本語でない方がよいはず。

確認がてら、上記のフォルダにいき、ファイルがあるか確認しましょう。

Windows10:
Windowsメニューから「Windowsシステムツール」にある「コマンドプロンプト」を右クリック。
「その他」から「ファイルの場所を開く」を選択すると、「コマンドプロンプト」へのショートカットが含まれたフォルダが開く。
「コマンドプロンプト」へのショートカットをコピーし、どこかよく使うフォルダにペースト(ついでにcmdとか、英語にしておこう)。
コピーしたショートカットを右クリックし、「プロパティ」を選択。
「ショートカット」タブの「作業フォルダー」に書かれている情報を全削除して保存


保存したショートカットは今後頻繁に使うので、どこにあるか把握しておきましょう。(私の場合はDドライブのトップに入れておいて、そこからコピペしてる)
ショートカットを上記の「C:\Users\username」にコピペし、ダブルクリックしてターミナルを立ち上げる。

Windows11:右クリックをして、「ターミナルを開く」を選択。(表れない場合は「そのほかのオプションを確認」で出るはず)

「pip install 'cdsapi>=0.7.2'」

でcdsapiのライブラリをインストール。Pythonがちゃんとインストールされているなら、ターミナルで上の「 」内をコピペしすれば行けるはず。これで準備完了。


WSL/Ubuntuの場合の保存先

動作確認まではできていませんが、たぶんここのはず。

なにかフォルダを開き、左のフォルダ一覧の下の方にある、「Linux」をクリックすると「Ubuntu」というネットワークっぽいフォルダがあるので、それを開く。すると、フォルダがたくさん表れるので、そこの「home」をクリック。中にはWSL/Ubuntuをインストールした時に設定した自身のユーザー名のフォルダがあるので、そこに「.cdsapirc」を保存/コピペする。
※素のUbuntuだとHomeなのに、WSL/Ubuntuの場合はユーザー名フォルダに保存するところがトリッキー

ちなみに、WSL/Ubuntuの立ち上げは、Windowsメニューの「Ubuntu on Windows」からおこなう。上記のLinux>Ubuntu>home>usernameでターミナルを立ち上げてもダメ。そこで動くのはWindowsに導入したAnacondaであって、WSL/Ubuntuではない。)

これでPCの設定はだいたいOK。次はERA5データの単発ダウンロードにトライしてみよう。

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