Saturday, 10 December 2016

neglected program

cozyは「化石コンパイラ」のgfortranをつかって質量収支モデルを走らせたり、気候場の解析をしておりますが、解析を手伝ってあげているネパールの学生さんから

「もらったプログラムが動かないんだけど、、、」

と半年前くらいに言われておりました。

こっちでは問題無く動いてたので、


そんなん知らんがな、自分でなんとかせい
さすがに自分の学生じゃないし。。。


と放置していたのですが、、、



先週、同じ現象に遭遇したのでテックチップの覚え書きとして残しておきます。
いつもチャックノリスで笑ってるわけではないんよ









とある筋から誘われて参加している共同研究にて、そこそこ大規模な計算をする必要が出てきたため、使ってなかったPCを駆り出していろいろセットアップをしていたのですが、fortranが入ってないヤツがあったので、こちらから最新版(と思っていた)をインストール

http://tdm-gcc.tdragon.net/download

※ちなみに、インストールの途中で「fortranにチェックを入れる」のが大事なコツね
もう使わないけど



で、モデルをコンパイルして走らせたら、いきなり上のスクリーンショットになってしまう。

「うぉ、なんじゃこりゃ、、、」

とあれこれプログラムをいじっていたら、どうもサブフォルダへの書き込みのところでつまずいて居る模様。。。

で、ふと

いかんいかん、こんなことしてたら日が暮れる

と我に返り、グーグル先生にヘルプコール

見つけたのが時々お世話になってるこちらのサイト

曰く、

紹介した TDM-GCC が現在、gcc のバージョン 5.1 系統で止まっていて、このバージョンでは WRITE 文でエラーが発生することが知られている

なんで動かないヤツが最新バージョンとして放置されてるのさっ!!

と思いつつ、上のページを参考に、

https://sourceforge.net/projects/mingw-w64/files/

から

Looking for the latest version? Download mingw-w64-install.exe (170.0 kB)

でインストーラをゲットして素直にインストール。紹介ページではver5.2になってるけど、今は5.6が最新らしい。

注意点はArchitectureのところで64bit (x86_64)か32bit (i686)を選択するところと、

プログラムフォルダから「mingw-w64.bat」をコピーしてきて、その中の「cd "C:\"」を削除してバッチファイルがおいてあるフォルダにパスが通るようにしておくこと。


おかげさまで動くようになりました。

この辺の情報はもちろんネパールの関係者にも送ってあげた。
ちゃんと動いたかは連絡無いけど。


現在、6台体制で、計16コアが絶賛計算中。全部載せのmacbookproのファンが回りっぱなしです。

開始してから2週間近く経ちますが、

全部終わるまでに216日かかるって試算が出て目まいが。。。


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