Wednesday, 9 November 2016

cratering impact

君の名は。

(ね た ば れ !)
これの右の赤いヤツで一度ヒロインが死にます


で、最もモヤモヤしたのが、

あんなクレーターができる隕石衝突なのに、避難場所変えたくらいで助かるのか?

てとこ。ちょっとモヤモヤが続いたので計算してみた。









参考にしたのはこちら

de Pater I and Lissauer J.J.
Planetary Sciences

これの、5.4 Impact Cratering, P165に、クレーターの径を決める要素の関係式がありました。

D = 1.8ρm0.11 ρp-0.333 gp-0.22 (2R)0.13 Ek0.22 sinθ0.333

ここで、

D クレーターの半径
ρm 隕石の密度、2600 kg m-3を使用
ρp 惑星(この場合地球)の密度、1800 kg m-3を使用
gp 惑星の重力加速度、9.8 m s-2を使用
R 隕石の半径
Ek 衝突エネルギー
θ 水平面からの衝突角

一般に、D=10Rの関係があるそうなので、これを代入、衝突角は40~60°の幅を考慮、という条件を決めると、クレーターの半径と衝突エネルギーの関係が計算できる。

クレーターの大きさははっきりしませんが、街明かりとかとの関係からすれば、小さめに見積もっても500m(直径1km)はある。

すると、衝突エネルギーは1.72~2.71×1014J

過去最大級の水爆、ツァーリ・ボンバのwikiによると、ツァーリ・ボンバはTNT相当で50Mt、2.1×1017Jのエネルギー解放があったとのこと。さらに広島の原爆は15kt (~6.3×1013J)、第五福竜丸を被爆させたキャッスル・ブラボーは15Mt (~6.3×1014J)、

ということで、


この彗星の衝突エネルギーは第五福竜丸のキャッスル・ブラボー水爆の1/4~1/2に相当。

という見積もりが得られました。米沢富美子による「猿橋勝子という生き方 (岩波科学ライブラリー)」の冒頭に、このキャッスル・ブラボーの威力を説明した記述があるのですが、東京で爆発させると、静岡まで衝撃波がやってくる、というほどの威力らしい。。。恐ろしい。。。


ちなみに、昨年のゴルカ地震で発生し、ランタン村を壊滅させた雪崩のエネルギーはcozyの見積によると1.5×1014J!!如何にすさまじい災害だったかがわかるでしょうか?



・・・・・



何の話してたんだっけ?


あ~そうだ、君の名は。だ。


要はだな


同じ谷間で避難先変えたところで、到底助からない。


ちゃんちゃん

いや、映画は普通に楽しかったですよ。

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