ランタン調査ではUAVによる観測以外にも、いろいろなデータを取得し、現在せっせと解析を進めています。
なかでも衝撃的だったのが、こちらの岩。
Sさんがてこ入れし、在ネパール日本大使館の「草の根援助」によって作られたチーズ工房への分岐にあった岩。
これが元の場所からずいぶんと離れたところで見つかった、という話はカトマンズを出る前にきいてました。
元の場所と、見つかった場所と、岩の重さがわかれば、雪崩の衝撃がわかるんじゃね?
と思いつき、観測初日に早速いってみたわけです。
元あった場所は様変わりしていましたが、村人が周辺の地形の特徴から、「ここだ」というところをGPSで押さえました。
見つかった場所との距離、なんと371 m!!
この岩をぐるりと撮影し、Photo Scanで処理したのがこちら
ここにスケールで大きさを与え、地面を刈り込み、「メッシュの穴埋め」をして、体積を求めたところ、
1.665 m3
お次は密度。周辺にあった似たような石を10個ほど使って求めます。
最初はコップいっぱいに水をいれておいて、そこに石を投入、あふれた水をジップロックで受けて、、、
と考えたりしてましたが、結局、、、
・コップの重さを量る = Wc
・水をいっぱいまで入れた重さを量る = Wc+Ww
・コップに石だけ入れた重さを量る = Ws+Wc
・水をいっぱいまでいれた重さを量る = Ws+Wx+Wc
以上から、
石の体積相当の水の重さ = Ww-Wx (g = cm3)
石の密度 = Ws / (Ww-Wx) (g cm-3)
この手順が一番水を無駄にしなくてすみました。
cozy「今度出題担当が回ってきたら院入試の問題にこれ出そうかな?」
nishi「検討会で怒られるよぉ~」
waka「じゃぁ群馬大で使わせてもらおうかな」
などと軽口を叩きつつ、出た値は
2.648 ± 0.104 g cm-3
衝撃力の計算はまたいずれ。。。
なかでも衝撃的だったのが、こちらの岩。
Sさんがてこ入れし、在ネパール日本大使館の「草の根援助」によって作られたチーズ工房への分岐にあった岩。
これが元の場所からずいぶんと離れたところで見つかった、という話はカトマンズを出る前にきいてました。
元の場所と、見つかった場所と、岩の重さがわかれば、雪崩の衝撃がわかるんじゃね?
と思いつき、観測初日に早速いってみたわけです。
元あった場所は様変わりしていましたが、村人が周辺の地形の特徴から、「ここだ」というところをGPSで押さえました。
見つかった場所との距離、なんと371 m!!
この岩をぐるりと撮影し、Photo Scanで処理したのがこちら
ここにスケールで大きさを与え、地面を刈り込み、「メッシュの穴埋め」をして、体積を求めたところ、
1.665 m3
お次は密度。周辺にあった似たような石を10個ほど使って求めます。
最初はコップいっぱいに水をいれておいて、そこに石を投入、あふれた水をジップロックで受けて、、、
と考えたりしてましたが、結局、、、
・コップの重さを量る = Wc
・水をいっぱいまで入れた重さを量る = Wc+Ww
・コップに石だけ入れた重さを量る = Ws+Wc
・水をいっぱいまでいれた重さを量る = Ws+Wx+Wc
以上から、
石の体積相当の水の重さ = Ww-Wx (g = cm3)
石の密度 = Ws / (Ww-Wx) (g cm-3)
この手順が一番水を無駄にしなくてすみました。
cozy「今度出題担当が回ってきたら院入試の問題にこれ出そうかな?」
nishi「検討会で怒られるよぉ~」
waka「じゃぁ群馬大で使わせてもらおうかな」
などと軽口を叩きつつ、出た値は
2.648 ± 0.104 g cm-3
すばらしく花崗岩(ちょい軽)な密度が得られました。
ここから、岩の重さは 4.41 ± 0.17 t
衝撃力の計算はまたいずれ。。。
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