Friday, 20 October 2017

3rd gamdam

GAMDAMの3本目がついに公開です!


“Contrasting glacier responses to recent climate change in high-mountain Asia”

要点
■地球温暖化のもと、アジア高山域に分布する氷河は減少しているところもあれば、わずかに拡大している「異常な」氷河もあった。その不均一な変動の要因にせまる。

近年の氷河の不均一な変動は、気温に対する氷河の応答が地域により異なることが主な要因。  
=>言い方を変え、もうちょっと正確に、アジア高山域の氷河の不均一な変動は、一様な気温の上昇で60%は説明できる。あとの40%は局所的な降水量の増減や気温の高低で説明される。

カラコラム、コンロン山域の氷河の僅かな拡大は、それらの氷河が気温変化に「鈍い」ため。




”あっなんかelevation changeの分布と氷河の気温に対する感度の分布が似てる!”
と言う単純な動機から始まった話で、紆余曲折ありましたが、コメントをいただいた方達のお陰で、結構良い感じで仕上がりました。

論文の中では削ってしまいましたが、
比較したKaabのelevation changeのデータとgamdamを使って計算した氷河のsensitivity(気温に対する感度)では、全く異なったデータソースを使っていることがすごいところ。それでもここまで分布が合うのですからね!

ちゃんとGAMDAM glacier inventoryの精度の良さも、さりげなく(間接的に)アピールしていますよ。

インベントリを使って広域で計算するようになりましたが、ふり返って東ネパールのフィールドの氷河がどうか見てみると、結構氷河の気温に対する感度が低いんですよね。西ネパールの方が大きいぐらい。これが自分にとって予想外の結果でした。(あまり文中で強調はしてませんけど)

まだ出版ほやほやなので、「紆余曲折」はほとぼりが冷めてから、、

 

No comments:

Post a comment