引き続き、NetCDFの中身を確認していきます。
nc['longitude'][:]
と打ってみると、経度情報がガーっと表示されます。[:] は、「データ全部」という意味合い。
では、グリーンランド用にダウンロードしたファイルに対して同じようにしてみると。
西経がマイナス表記になっていることがわかりますね。
さらに、標高データとして全球分をダウンロードしたgeopotential.ncについても同様に確認してみましょう。
何かおかしいことに気づきましたか?
そう、西経がプラス表記で+180~+360で表現されています。(なお、データ数が多いと途中が省略されるみたい)
部分ダウンロードと全球ダウンロードでは、開始経度が違うことと、西経の表記が違うのです。
これの何が問題か?
この後のデータ処理では、データを抽出したい地点の緯度経度が、ERA5データのどのグリッドに含まれているか、を計算します。全域をソートして最も距離が近い点を選択、というやり方もアリなのですが、コードが長くなるのと、多点を抽出したい場合や、全球データの場合、時間がかかるのが難点です。
ともあれ、この後紹介するPythonのコードでは、それらに対応した処理を行っています。
最後に緯度も確認しておきましょう。コマンドは書きませんがわかりますよね?
見て明らかなように、北から南にデータが並んでいることがわかります。ちなみに、NCEPや(最近別件でいじった)歴史再解析データは南から北(マジかっ!て思いますよね)。
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