Wednesday, 17 March 2021

snow measurement in Nakasatsunai 1:lecture

皆様ご無沙汰しております、Satuです。


先々週の話ですが、Shakai先生とともに北海道の中札内へ約一週間、積雪の観測に行って参りました。

Aoki先生がリーダーを務めている毎年実施の定期観測で、述べ十数年間も継続しているとのこと。

ちなみに私達はAoki先生のご厚意によりお誘いいただき、今回が初めての参加です。


SatuもShakaiさんもものすご〜〜〜〜く久しぶりの観測だったので大はしゃぎ。

出発前のSatuは「ストックいるかな〜、行動食は何にしようかな〜、靴はヒマラヤ用で大丈夫かな〜」とまるで遠足前夜の小学生。

※観測場所は雪山でなく平地の農場です。しかも観測中は徒歩での移動はほとんどありません。何かを勘違いしていました。ホームセンターで買った長靴を履きました。


事前のPCR検査も無事突破し、いざ飛行機で帯広空港へ。


中札内に到着すると北は北見から南は岡山まで、日本各地から集合した観測チームの皆さんと合流。さっそく翌日から共同生活+積雪観測がスタートしました。


今回の我々の目的はモンゴル科研のために新しく購入したスペクトルメーターの使用法に関して、Aokiさん、Nwnoさん、Tnkwさんなどスペクトル測定百戦錬磨の皆さんからレクチャーを受けつつトレーニングをするというもの。

この名大スペクトルメーターは観測直前に納品されたため、最低限の使用法だけ名古屋で練習し納品当日に中札内へ発送。ほぼぶっつけ本番(本番はモンゴルなのでぶっつけリハーサル?)という形で測定に臨みました。


観測初日は最高の天気。絶好のスペクトル日和(スペクトル日和?)。


Nwnoさんから観測サイトの選定と準備、機器の立ち上げ、測定時の注意事項などを事細かに教えていただきました。

スペクトルメーターの使用に関しては測器自体がもの凄〜〜く繊細ですし、測定しようとしている対象はほんの少しの観測環境の変化で値が変わってしまうものなので、工程や注意点がかなり多くあります。

きちんと訓練を積まなければ実際に氷河上で使用する際にはパニックになってしまいそう...

しかし、レクチャー中にNwnoさんがおっしゃった

「10年やれば体が覚える。頭で考えずに体が勝手に動くようになる。」

という台詞がカッコよすぎてSatuは心を打たれてしまいました。(いつの日か私もこれを言えるようになりたい)

Nwnoさんからレクチャーを受ける様子。
Nwnoさん「バッテリーには必ずホッカイロを貼ることを忘れぬように。」


検証のためにNwnoさんの気象研スペクトルメーターと同じ時刻に測定する、という流れで複数回の測定を実施。ひとまずデータはきちんと書き込まれているようなので初日の観測はお昼すぎに終了。


観測中は皆さん各自の観測サイトでそれぞれにターゲットをもって観測していたのですが、その姿はまさに"職人"という感じ。特にHckbo先生やSgur先生の断面観測はスピードもその正確さも凄まじく、美しくて目を奪われるものでした。

Satuはこれまでいわゆる"雪に関する観測"の経験が乏しいため、もっと自分から機会を作って頑張らなければいけないなぁ、と思いました...(何かチャンスがあればどんな仕事でもいたしますのでぜひお声がけください!)


このような感じでひとまず上々の滑り出しを見せた中札内観測でした。

(続く)


直達光を"遮蔽"するShakai先生。この役は意外と体力を使う。
Nwnoさん「もっとインナーマッスルを鍛えたほうが良い。」








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