Wednesday 5 August 2020

The state of rock debris covering Earth’s glaciers

つい先日、Nature Geoscienceにでた、Francesca共著の論文RGI6の評価もしていたので、比べてみた。ちなみにRGI6には1st GAMDAMが部分的に入っている。
今回は2nd GAMDAMを比較してみた。

かなりマニアックですが、興味のある方はどうぞ。


横断山脈あたり、赤が「氷河インベントリに入っているが氷河域ではないところ」です。
以下「赤」が多い地域を中心に見ていきます。

青が2nd GAMDAM。「氷河インベントリに入っているが氷河域ではないところ」が2nd GAMDAMではきれいに取り除かれている。
左下の氷河末端部が赤くなっているが、論文では最近の画像をもとにしたため、末端を取り除いた方がいいとなっている。
黒枠の赤部分が氷河インベントリに入っていないが岩くずがかぶった氷河と判断されるので氷河域とした方がいいと判断されるところ」


これも横断山脈の一部。きれいに氷河フリーが取り除かれています。


さて、ここ↓はどこでしょう?
西側の氷河を見ると思いだすのでは?イムジャ氷河湖が描いていないのでわかりにくいかな?バルンあたり。
岩壁がうまく取り除かれてます。

ここ↓はどこでしょう?
右下の氷河がヒントです。
そう、右下がランタンですね。

もうちょっとズームアップすると、 
これもいい感じで岩壁が除かれてます。


ここ↓はどこでしょう?
 
随分と北に飛んでイニルチェックの南東ですね。下で切れてしまっている氷河がケチカール氷河。赤が氷河でなく岩壁。うまく取り除かれています。
論文でも「良くない例」としてFig.7で取り上げられているところ。

で、紫が岩くずにおおわれた氷河とした方がいいと判断されたところ。氷河の下に氷がなさそうでも岩くずにおおわれた氷河と判断している感じ。論文ではデブリ氷河域はかなり過大評価しているなという印象でした。サイドモレーンが入っている地域が多かったかな。





ここら辺はカラコラムの一部。RGI6ではNicoたちが自動抽出で出したところが入っています。季節積雪が入っている画像で抽出していたのが、よくわかりますね。

これ↓は、シアチェン氷河の北の氷河群

赤(半透明)が氷河でないと判断されたところですが、影が氷河でないと判断されています。この周辺はどうも冬の画像で判断してしまったようですね。要注意。
まあ1パスロウ、1枚のランドサットで抽出していますからね。雲とかあってかなり難しそう。

久しぶりにGAMDAMの「ふりかえり」をさせていただきました。
















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