Wednesday, 9 August 2017

UAV training

ブログ初投稿になります。
今年度から雪氷圏研究室のメンバーになったM1のyotaです、よろしくお願いします。

話は少しさかのぼりますが。
先週、UAVのプロフェッショナルであるInuさんに名大までお越しいただき、二日間にわたって固定翼機の飛行訓練を行いました。秋の観測で固定翼を飛ばすための練習で、Inuさんも途中まで調査に参加される予定です。

大学のグラウンドを貸し切っての訓練となったのですが、数年前にいろいろ事件があったせいかUAV使用許可を取るための手続きがものすごく大変でした(泣)
苦労して確保した貴重な練習場所と時間を有意義なものにするため、研究室では事前に ゲーム機 フライトシュミレーターを購入しsoji先輩とyotaはpcの仮想空間で十分に練習を積んでInuさんを迎えました。



訓練初日。Inuさんから固定翼機の基本事項ついてレクチャーをうけ早速グラウンドに繰り出します。今回使用したのは本番で飛ばすJonathanよりも軽く小さい練習機の FHX-800。

今回使用したFHX-800

しかし初日は風が強く、加えて機体の調子も優れなかったためすぐに撤退。二日目にすべてをかけることになりました。

訓練二日目。天気は回復したのですが今度はAUTOモードの具合が悪く、Manual(正確にはFBWA)モードでの操縦練習をすることになりました。
やはりシュミレーターのように簡単にはいかず、あぶないシーンも何度か発生して見学に来ていた研究室のみなさんをヒヤッとさせまくったのですが… (ごめんなさい 汗)
操縦しているうちに少しずつ慣れ、なんとか基本操作はこなせるようになりました(^^)

準備していたバッテリーも残り一本となり、最後に着陸練習をすることになりました。
次はもっとうまく飛ばせるようになりたいなぁと締めに入っていたのですが、ラストの操縦者であるS先輩が目測を誤りグラウンド周りの林の上端に見事 特 攻 ランディング。

…最も恐れていた事態が起こりました。

それからは炎天下での一時間以上にわたるUAV救出作業のスタートです。


高さ10m近い木のてっぺんに引っかかった固定翼機を救うのに“長い棒でつつく”という原始的な手段を選んだのですが、これがなかなかうまくいきません。
見るに見かねた数名から「これPhantom4にフックつけて飛ばせば取れるんじゃね?」という少々リスキーな作戦が提案され始めたころ、ようやく棒がヒットして機体を回収することができました。
出番を失ったPhantom4
最後はsoji先輩と自分が林の中で虫に刺され草にかぶれながらなんとか機体を地上におろすことができたのですが、正直なところPhantom4で救出してみたかったというInuさんと研究室のみなさんのどこか寂しそうな表情は忘れられません。

お忙しい合間をぬってご指導くださったInuさん、撮影や機体回収でお世話になった研究室のみなさん、ありがとうございました!

調査本番までにもっと知識を深め練習を積んで、固定翼UAVをきちんと使いこなせるようになりたいと思います。

・今回の教訓
 UAVには名前と電話番号を書きましょう!!(どっかいっちゃっても大丈夫なように)


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