Saturday, 12 August 2017

two papers out

知人から回ってきた特集号のお知らせに乗じて、二つの宿題が片付きました。

Nuimura et al. (2017) / Ojha et al. (2017)
※正式に号数とかページがつくのはまだだいぶ先と思われます。

今話題の学園にお勤めのnuiさんの論文は、かれこれ9年前のランタン合宿の時のGPS測量観測のデータと、衛星データを組み合わせたお話。似たような話は最近わんさかと出版されていますが、現地観測データがあることとちゃんと流動の効果を評価したところがウリ。長年の懸案が片付いてホントよかった。


sunalの論文はD論の前半に相当する部分。ネパール国内の氷河面積変動の方が先に出せそうだったので、順番が前後しました。内容はnagyさんのネタ(デブリ氷河のデブリ面積が氷河周辺の急傾斜面積と関係がある)の広域版。本当はカラコルムまで伸ばして欲しかったけど、sunalが来日してから1年半は、自分からやりたいと言っていたMODISの積雪面積の解析をやっていたので仕方ありません。







特集号、多分古気候とかそういう分野を想定しての呼びかけだったと想像しますが、空気読まずにちゃっかり便乗しました。編集担当のSさんには大変お世話になりました。


普段散々コケにしている、と言うか批判しているelsevier系の雑誌ですが、懐が苦しい時に「投稿料タダ」ってのは大変ありがたい。

※なんというダブスタ

あと、受理(8/4)から出版(8/10)までがスゲー早かった。

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