Tuesday, 15 July 2025

スイスドリルトレーニング その4

やっと天気が良くなりそう、ということで、Evanからゴーサインが出て、まずはツェルマットへ移動

総勢11人のために、フラットを三部屋借りたそうな。眺め最高。
三部屋、三泊で3,000CHF~50万円相当だとか。ヒーッ

イタリアンの晩飯後の打ち合わせで、Evanから、「明日、朝一で4人ヘリで上がってドリルサイトの整備と準備をして欲しい」との提案が出る。ドリル周りを良く知るTheo、ETH-VAWでフィールド観測のサポートをしているRaphi、UniFrの学生のMarcus、の三人には行ってもらいたい、とのことで、「あと一人、誰か行きたい人?」というのですかさず手を挙げる。

Swiss Alpsでヘリに乗れるなんて、滅多にないチャンス!

翌朝、ヘリポートに向かうと、Marcusの知人という研究チームがいて、先のフライトで彼女らの現場に向かうという。ヘリのチャーター代も安くないだろうに、そういう研究費がちゃんとついているのは羨ましい限り。

我々も約10分弱のフライトでBreithorn Plateauへ
二便目ではスリング輸送でドリル一式が運ばれてくる

先発隊はヘリで上がる代わりに、4人でドリルキャンプの設営のタスク。いきなり4千mに上がったので、クラクラしながらの作業。

Swiss Topのスクショ。ヘリ以外のメンバーはロープウェイを乗り継いで上がってくる。

後ろの白いピークがブライトホルン。スイスチーム曰く「アルプスで最も簡単な4千m峰」

モンブラン(一番左手の遠くに見えるピーク)からマッターホルンまで一望できる最高のロケーション

テント設営し、

ドリルをセットアップし、

ソーラーパネルをセットし、

掘削を始め、、

と順調に進んでいた

と 思 い き や 、

4mほどのところでドリルが上がってこなくなる。ヒ~~

あれこれ試みるも、どうにもならず、ロープウェイの最終便の時間がやってきて初日は終了。

Evanが、「ベルンでThomas(あの、Stocker大先生のこと)と話してた時、Thomasが「タジク行く前にドリルを失わないといいね」って言ってたんだよねぇ」と既に死亡フラグが立っていたことを告白。マジかよStockerせんせい。